10月10日、今日の京都市左京区は雨のち曇り。
どうなることかと思った台風も来ず、午後からは天気も回復し、
少し明るく曇った空を、数羽の鳥が翼をはためかせながら飛んで行きました。
幼い頃の子供たちの夢は、プロ野球選手になりたい、
お花屋さんやケーキ屋さんになりたいなどさまざまですが、
「鳥になりたい!鳥になって空を飛びたい!」と言った子供がいました。
その子は、翼がはえたら空を飛べると思っているのですが、
そのとき私の脳内では
「昔ギリシャのイカロスは〜♫ロウでかためた鳥の羽根〜♪」
の歌が…。(-_-)
この曲、ご存知の方も多いと思いますが、
「両手に持って飛びたった、雲より高くまだ遠く、勇気一つを友にして。
丘はぐんぐん遠ざかり、下に広がる青い海、
両手の羽根をはばたかせ、太陽めざし飛んで行く、勇気一つを友にして。
赤く燃えたつ太陽に、ロウでかためた鳥の羽根、
みるみるとけて舞い散った、翼奪われイカロスは、墜ちて生命を失った。
だけどぼくらはイカロスの、鉄の勇気をうけついで、
明日へ向かい飛びたった、ぼくらは強く生きて行く、勇気一つを友にして。」
と続きます。
ロウさえ溶けなかったら、飛べたのに・・・、と、子供の頃の私は思っていたのですが、
大人になるにつれて現実を知ることとなりました。
まず、人間の身体を空に飛ばすには、
体重が50kgとしても、片方10メートル以上の羽根が必要となること。
鳥がそれほど大きな翼でなくても飛べるのは、身体が非常に軽いから。
2つ目は、筋肉の話。
鶏肉には、「モモ肉」「胸肉」「ササミ」などがありますが、
動物学では「胸肉」は翼を振り下ろすための「大胸筋」、
「ササミ」は翼を振り上げるための「小胸筋」、
「モモ肉」は歩くための脚の筋肉の集まりです。
ニワトリは地面を歩くので足の筋肉である「モモ肉」が発達しているけれど、
空を飛ぶ鳥は、翼を動かすための「大胸筋」がよく発達していて、
それらの鳥の「大胸筋」は、体重の25%ぐらいも占めています。
一方、人間の「大胸筋」は、体重の1%にも満たないそう。
これはどういうことかというと、
たとえどんなに優れた翼を作っても、
人間の力では、鳥のように羽ばたいて飛ぶことは不可能だということなのです・・・。
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