12月11日、今日の京都市左京区は晴れ。
まだ冬至が過ぎていないのに、日の入りが遅くなった?と思うほど、
西の山に日が隠れるまでとても明るい夕方でした。
それから少し経った頃、日もすっかり暮れてお腹が空いてきた頃、
お隣のかごの屋さんの前でお食事前のご家族を見かけました。
少しお洒落なフリルが付いたワンピースを着た女の子が、
現地で待ち合わせをしていたおじいちゃんとおばあちゃんのところに走って行きました。
「おぉ〜。まごにもいしょうやなぁ〜。」とおじいちゃん。
ニコニコと皆さんでお店に入っていきました。
さて。
この「まごにもいしょう」
「孫にも衣装」と間違って使っている人も多いようですが、正しくは「馬子にも衣装」
昔、「馬子」という馬を引いて人や荷物を運ぶ仕事をする身分の低い仕事がありました。
そんな身分の低い「馬子」でも、ちゃんとした衣装を着るとそれなりにまともに見える、という意味で、
言い換えると「あなたが立派に見えるのはいいものを着ているからですよ。」という意味なのです。
だから、自分を謙遜する時や、親しい間柄の相手をからかう時に使います。
このおじいちゃんは、お孫さんをからかったのですね。^_^
普段何気なく使っている「ことわざ」や、「言葉」。
結構勘違いして覚えていたり使ったりしている人も多いです。
よく思うのが「リベンジ」という言葉。
英語では、復讐する、や、報復するという仕返し的な意味合いを持つので、
いや、そこは「リトライ」とか「チャレンジ」やろ。と思っていたのですが、
どうやらこの「リベンジ」という言葉は、もう既に英語から派生した「カタカナ語」になっていて、
日本では「再挑戦」という前向きな意味として定着している模様。
先日も、超バイリンガルなお嬢さんが、
友達と行きたかったカフェが満員で入れず「リベンジするぅー!」とSNSで呟いていたので、
いちいち脳内で「リトライ」と直す私の方が時代に遅れているのでしょう。笑
「灯台下暗し」の「灯台」も、海の灯台だと思っている人が多いです。
この灯台は昔の燭台のこと。時代劇などで見る、高い台の上に置かれたお皿の上に、
油や蝋燭を入れて部屋の灯などに使っていたもののこと。
お皿の下側は光が遮られて暗くなっているからこの言葉が生まれ、
意味は、「人は身近なことには案外気がつかないものだというたとえ」
これはうちの子がつい最近間違いに気付きました。σ(^_^;)
あと、私は、
『スエード(なめした革の内側をサンドペーパーなどで起毛させて仕上げたレザーベースの素材)』= 『バックスキン(裏皮)』
だと思っていたのですが、違ったのですね。最近知りました。
バックスキンは、英語で書くと『Buck Skin』となり、
『Buck』とは「牡鹿」と言う意味なので、鹿革のことなんですね。
『Buck(牡鹿)』じゃなくって『Back(裏側)』だと思っていました。
まだまだこれからも色々な間違いが出てきそうです。σ(^_^;)
日本語って奥が深いですね(^_^)
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