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2022年4月18日月曜日

なぜここに?????

 4月17日、今日の京都市左京区は晴れ。

気持ちのいいお天気でした。


あまり物思いに耽るタイプではないのだけれど、

温かい紅茶を片手に個包装のユーハイムのバウムクーヘンを口に放り込みながら、ふと考えた。


どうして人間の頭には、目や鼻や口や耳など、

こんなにも重要なものがまとまって付いているんだろう?と。


今となっては、そんな姿は不気味で、イラストの宇宙人か何かのようだけど、

べつに指先に「目」が付いてたって良いじゃないか。

「鼻」が付いてたって良いじゃないか。

手の長さの分、範囲が広がるんじゃないのかな?


指先うんぬんはいいとして、

人間だけではなく、魚やゴリラ、犬やネコ、トカゲまでもが

この重要な器官を頭にまとまって付けている。


コレには、意味がありそうだぞ、

と思い調べてみると、


生物にとって一番重要なのが、食べ物をとり込むための口だそう。


ふむ。なるほど。


で、より確実に食べ物を見つけるために、

光をとらえるための目、音を聞く耳、匂いを感じる鼻、が口のそばにあると考えられるとのこと。


生物の進化を遡ると、

進化の起源であるとされている海綿動物や

クラゲやイソギンチャクなどの刺胞動物、

ニョロニョロした虫のような動物が登場します。


これらの動物の体には前と後ろの区別があり、前に口が、後ろに肛門ができました。


その一つの線形動物には目や鼻はありません。

しかし、光を感じたり、匂いを感じたりするセンサーのような細胞が口の周りにあります。

そして、これらの細胞が食べ物さがしに大変役に立ちました。


そのため、これらの動物は現在まで生き残り、いろいろな動物に進化して分かれていったそうです。


センサーのような細胞は、やがて目や鼻、耳などの感覚器官へと発達し、

神経で脳とつながり、

そこから得た情報は、脳に届けられるようになりました。


情報をはやく、正しく脳に届けるためには目や鼻、耳などが脳に近い方が便利なので、

脳も頭にあると考えられます。


では、前後の区別がないヒトデやウニは、どうでしょう?

口がおなかにあります。


これらは、幼生の間は口が頭にあり泳ぎ回っています。

しかし、大きくなると海の底に住むようになるので、新しい口をおなかに開いたのです。

海の底で暮らすためにはそのほうが都合が良かったのでしょう。



生物は、生き抜くために進化してきたんですね。



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