Google よし、京都に行こう!: おまつり

2023年7月9日日曜日

おまつり

 7月8日、今日の京都市左京区はくもり時々雨。


夏だ!暑い!と言いながらも、まだまだ梅雨が明けないので七夕あたりは雨が降ることが多いですね。


昨日は2歳の孫が、出町枡形商店街の七夕夜店(祭り)で、金魚すくいやスーパーボールすくいをしてきて、少し興奮気味に帰ってきました。


娘が撮った動画を見ると、ポイを持って果敢に突き進むもすぐに破れてしまうので、おっちゃんが金魚を寄せる網を持たせてくれました。結果、無事に5匹もすくえ、今朝も元気に水槽で泳いでいました。


金魚の先祖は、西暦3世紀ごろ、約1700年前に中国長江で突然変異によって生まれ・発見された赤いフナだといわれています。


中国では10世紀頃には宮廷で飼われるようになり、その後尾びれなどの改良が進んでより華やかで美しい姿に進化すると、金運をもたらす魚、という意味で「金魚」と名付けられました。


日本に初めて金魚がやって来たのは、室町時代末期の大阪でした。

当時は高級品で、一部の貴族の間でひそやかに話題になり、

江戸中期になると、藩士が副業として金魚養殖を始めました。

武士がサイドビジネスをしてたのですね!


この流れに火が付き、大量生産されるようになり、金魚の価格がダウン。


またたく間に庶民に広まり、江戸に金魚ブームが到来しました。


当時はガラスがなく、陶器に入れていたので、

金魚は上から見て楽しむものでした。


これを「上見(うわみ)」と言うのですが、「上見」こそが金魚の正しい鑑賞法で、尾びれが水の推進力を得て、どのようにしたら花開くように見えるか、尾びれの揺れの美しさを見せることができるか、人間によって考え抜かれて創られたのです。多くの品種が改良されていき、らんちゅう、土佐錦などはその典型です。


慣れ親しんでいる金魚ですが、

実は改良されまくったので、

『自然界には存在しない、人が創り得る唯一の“生きた芸術“』とも言われています。


その後、ガラス水槽の発達とともに横から見て楽しむ「横見」が一般的になりましたが、

金魚の美しさを競う品評会では、今でも上から見た金魚の泳ぐ姿を審査することが圧倒的に多いそうですよ。


ちなみに孫は、今日もまた七夕夜店に出かけて行きました。


今日は2匹。

商店街の出店なので、2日目の金魚はちょっと酸欠気味。

今は我が家の水槽で、元気に泳いでいます♪



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