雨に濡れた路面を走る車の音がザァーザァーと聞こえます。
その音をかき消すように、
「・・・!そんなん後の祭りやわ!」と少し甲高い女性の声がとびこんできました。
相手の男性の声は低くボソボソと聞こえるので何が後の祭りかはわかりませんが、
女性の方は少し怒っておられます。
「後の祭り」(あとのまつり)とは、
『時期に間に合わず、手遅れなこと』や『今更後悔しても遅い』といった意味で使われます。
また『やってはいけないことをやってしまったとき』に
『それを取り返そうと頑張っても間に合わない』ときなどに使いますが、
一体この2人の間に何があったのでしょうか???
「後の祭り」というこの言葉。
案外私は使った記憶がないのですが、
語源はなんだろう?と調べてみると、
諸説あるのですが
最も有力な説は、京都の祇園祭だとする説です。
祇園祭は、「宵山」や「宵々山」に行く人がもっぱら多いですが、
祇園祭は7月1日から1ヶ月間もの長期間に渡って開催されるお祭りで、
本当の一番の見どころは、華やかな山車が練り歩く「山鉾巡行」なのです。
山鉾巡行は二日間に分けられており、
7月17日を前祭(さきのまつり)、7月24日を後祭(あとのまつり)としています。
この山鉾巡行は二日間とも同じ内容ではなく、
前祭に比べると後祭は地味な内容になっています。
そのため、前祭を目当てに京都へ出発した見物人が、
前祭に間に合わずに「何だ、後祭か・・・」とガックリして言った言葉から
「後の祭り」=「時期に間に合わずに手遅れなこと」を指す言葉になったと言われています。
どんなことでも調べてみるとおもしろいですね♪( ´▽`)♪
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