2月12日、今日の京都市左京区は曇りのち晴れ。
小学3年生ぐらいの男の子たちが「しりとり」をしながら歩いていて、
「また『る』やん。『る』もうないやん。」と言っていました。
確かに『る』は少なく、
子供の頃は、「ルビー」「留守番電話」「ルービックキューブ」以降は、困ったものです。
国語辞典には、引きやすいように、小口(ページを開く部分)に黒い印がついていますが、
それを見ると日本語は、
『あ行』『か行』『さ行』が多く、
『た行』と『は行』もそれなりに多いことがわかります。
『や行』や『わ行』は少ないですが、
「や・ゆ・よ」「わ・を・ん」の3文字だから少なくてもしょうがないといえるでしょう。
ではなぜ「ら・り・る・れ・ろ」の『ら行』は5文字あるのに少ないのでしょう???
実はコレにはワケがありました。
日本語本来の語彙は「和語」「大和言葉」などと呼ばれますが、
なんと、もともと日本の言葉には『ら行』で始まる単語は存在しなかったのだそうです。
(´⊙ω⊙`)
今、国語辞典に載っている「ら行」の言葉の多くは、
中国からとり入れた漢語、またはヨーロッパからの外来語なんだそうですよ。
たとえばリンゴ(林檎)、ラッキョウ(辣韮)、ロウソク(蝋燭)などはもともと漢語でした。
中国語には、ら行で始まる単語がたくさんあるそうです。
日本には「ら行」で始まる言葉はなかったけれど、
遣隋使や遣唐使などで、奈良時代以降に中国の言葉を学んでいった結果、
「ら行」が語頭に来ても発音できるようになったそうです。
ちなみに、「ら行」で始まる元号も少なく、
2019年5月1日から始まった現在の元号である「令和」は、
暦応(りゃくおう)以来およそ680年ぶりだそうですよ。
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