6月25日、今日の京都市左京区は晴れ一時雨。雷も鳴る強い雨が降りました。
SNSで、ランドセルを選んできた5歳の女の子のお母さんの話を読みました。
色選びに一苦労されたようです。
店員さんが「女の子は色で悩まれます」って言われるので、
「男の子は?」と聞き返すと、
「背負ってもらえたらラッキーですね。
ランドセルに興味ありません」
と言われたそうです。
どうやら男の子の場合は、その辺を走りまわっているので、親が選ぶことになるようです。笑
うちは娘2人で、当時はまだ赤色系や黒色系が主流だったので、
軽さと価格と使いやすさが選択の基準になったような気がします。
今は色が沢山あり、ウキウキもしますが選ぶのも大変でしょうね。
小学校に入学したら当たり前のように購入するランドセル。
ランドセルの歴史は、江戸時代にまでさかのぼります。
幕末にオランダから、将兵が荷物を収納するために背負う布製のカバン「背嚢」(はいのう・オランダ語でランセル)を輸入し、
それを参考につくられたそうです。
通学カバンとして用いられるようになったのは明治時代のこと。
当時の小・中学校にあたる学習院では、制服は統一されていましたが、
馬車を使ったり使用人に荷物を持たせて従えたり、児童の登校スタイルに格差がありました。
しかし、「学校では皆平等、家庭環境を教育の場に持ち込むのはいけない」という理念のもとで、
「学用品は自分の手でもってくるべき」とされたために、
道具入れとして導入されたのが始まりです。
背中に添えて両手をあけることができ、持ち運びやすいのが良かったようです。
当初は布製のリュックのような形で、背嚢と殆ど変わらなかったようですが、
その後、伊藤博文が時の皇太子・大正天皇の学習院御入学に革製の丈夫なカバンを献上したことが始まりで、
現在のランドセルの原型となりました。
その後素材が黒革に決定され、細やかな形状や寸法(縦一尺一寸、横一尺五分、マチ幅二寸五分)などが統一され、
いわゆる「学習院型ランドセル」が完成し、
100年以上経った今でも、基本的なスタイルはまったく変わっていないそうです。
国によって様々な通学かばんがありますが、箱型で背負式の「ランドセル」は、日本独自のもので、海外でも人気だそうです。
Amazonで「ランドセル」を「価格の高い順番」で検索したら、
一番はイタリア製フィレンツェ500年の伝統手法を受け継いだ総ヌメ革純金装飾入りハンドメイド高級ランドセルで、172,800円でした。
「高っ!」って思ったけど、
世の中には「高級」の上をいく「最高級ランドセル」もあり、
「純金箔のランドセル」200万円
「牛の胃袋ランドセル」100万円
「シマウマ一頭分タテガミ付ランドセル」100万円
「アザラシの革ランドセル」50万円
「カエルの革ランドセル」20万円
などが販売されています。
「カエルになると安っ」
と、高いのに安く感じてしまうのは、どうしたことでしょうか?笑
驚くのは、15万円以上のランドセルが売り切れ続出だということ。
作る個数がそんなに多くないのかもしれませんが、すごいですね。
ノーブランドのものは4,000円ぐらいからあります。
格差解消のために導入されたランドセルですが、これはこれでひそかに「格差」ですね。
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