6月1日、今日の京都市左京区は晴れ。
暑い一日でした。
5日前の雨の後から、下鴨の疏水沿いではホタルがよく飛ぶようになりました。
ぽわぁ〜・ぽわぁ〜と光りながら飛んでいるホタル。
関西や四国のゲンジボタルの明滅の間隔が2秒に1回なのに対して、
東日本では4秒だというのは有名な話ですが、
その中間にある山梨県付近では3秒ほどで、
長崎県のまだ西にある五島列島のゲンジボタルの明滅は1秒間隔だということは知りませんでした。
明滅間隔の差は、気温や個体密度が高いほど短くなるといわれていますが、
遺伝子の違いもあり、まだまだ解明し尽くされていないそうです。
ホタルは、なぜ光るのかという疑問にも、
オスとメスの出会いのためだと考えられてきましたが、
その必要がないはずの産卵を終えたメス、さらにはサナギや幼虫、卵までもが光を発します。
どうやら求愛のためだけではなさそうです。
発光するしくみは化学反応によるもので、
体内の『ルシフェリン』という物質が『酸素』と結びついて光を出し、
『ルシフェラーゼ』というタンパク質がその反応を手助けしています。
それらの物質が、成虫では、尻の部分に黄色く見える「発光器」の中に存在するのですが、
最近の研究で、ホタルのサナギは尻だけでなく頭も光り、
幼虫や卵もそれぞれ違ったしくみによって発光することが発見されました。
一説によると、『ルシフェリン』と『ルシフェラーゼ』による化学反応は、
ホタルにとっては『毒』として作用する体内の『酸素』を失わせる目的で、
発光はその“おまけ”であり、
光にはとくに役割はないとする見方もあります。
まだまだ謎だらけの蛍ですが、
光らなかったら、梅雨時期に増えるちょっと大きめのツヤッとした虫、
として、虫が苦手な人からは敬遠されていたかもしれませんね。
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