名 称:須賀神社(すがじんじゃ)
須賀神社は、京都市左京区にある神社です。
【 由 来 】
平安時代末の1142年、美福門院の建てた歓喜光院の鎮守として
創祀されたもので、祭神は素戔嗚尊、櫛稲田比売命を主神に
久那斗神、八衢比古神、八衢比売神を加え、五柱を祀る。
もとの社地は平安神宮蒼竜楼の東北にある西天王塚辺りで、
当社は岡崎の東天王社と相対して古くは西天王社と呼ばれた。
その後、吉田神楽岡に転じ、いまの地に移ったのは大正13年の
ことである。
聖護院一帯の産土神とされ、縁結び、厄除け、交通安全の神として
崇敬厚く、節分祭には参詣者で賑わう。
近世に編纂された「拾遺都名所図会」によると、祭神は牛頭天王、
例祭は6月16日である。
なお1758年、筑前国福岡城三の丸に勧請された西天王社は、
「西天皇社」とも表記される。