名 称:瑞峯院(ずいほういん)
瑞峯院は、京都市北区紫野にある、臨済宗大徳寺派の寺院です。
同派大本山大徳寺の塔頭。境内には大友宗麟夫妻の墓がある。
【 庭 園 】
方丈を中心として南・北・西の三庭からなっている。
いずれも重森三玲の手によるもので、
昭和36年、開祖である徹岫宗九の400年遠忌に作庭された。
独坐庭(どくざてい)
方丈の正面に位置する蓬莱山式庭園で、
大刈込と巨石で表した蓬萊山からのびる半島と小島に打ち寄せる
荒波を砂紋で描いている。
百丈禅師の言葉である「独坐大雄峰」という禅語からの命名。
閑眠庭(かんみんてい)
キリシタン大名・大友宗麟の思いを汲んだ枯山水の庭で、
東側にあるキリシタン灯篭を背にして見ると、
7個の石組みが十字架を形作っている。
「閑眠高臥して青山に対す」という禅語からの命名。
茶庭
方丈と餘慶庵の間にある露地で、
一木一草を用いず、青石を一面に敷きつめ、
中央近くに立手水鉢を設けた斬新な茶庭であった。
近年改築されて、
松や苔の植栽に飛び石という典型的な茶庭になっている。