古来、桜には神が宿るとされ、
開花はその神のご利益の現れと信じられてきました。
『地主権現の花ざかり・・・』と
謡曲『田村』 『熊野』にも謡われた名桜である地主桜は、
この頃に満開となります。
その時期に合わせて、地主神社ではこの桜の美しさを祝い、
神々のお力を讃え、
そのご利益により人々が良縁を授かることを祈願して
さくら祭りが行われます。
地主桜は一本の木に八重と一重の花が同時に咲く珍しい品種で、
嵯峨天皇行幸の折、地主の桜のあまりの美しさに、
三度、御車をお返しになった故事より、
別名「御車返しの桜」とも呼ばれています。
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