8月22日、今日の京都市左京区は曇りのち雨。
「牛に磁石をのみ込ませる」 ∑(゚Д゚)
今日、そんな話を聞きました。
玩具や磁気絆創膏等の製品に付いている小さな磁石(マグネット)を子どもが複数飲み込んでしまうと、
それらが腸壁を挟んで接着されて、腸に穴が開いたり、腸閉塞になったりするなど重症化するおそれがあります。
我が家では半年前に孫が出来た時に、このことは上位の注意事項として娘に伝えました。
なのに、牛🐄には、わざわざ磁石を呑み込ませるそうなんです!
そして、呑み込ませることによって、牛の胃を守る!のだそうです。
(・・?) ???
実は、
牛は鉄分補給のため、牧場に落ちているクギや金属を食べてしまう習性があるのですが、
牛の胃は激しい収縮を繰り返しているので、食べた釘や金属が胃に突き刺さり、
牛が急死してしまうことがあったそうです。
そこで、これを防ぐために、牛に磁石を呑み込ませ、磁石に金属の異物を吸着させることが考え出されました。
磁石の名前は「カウマグネット」。わかりやすい名前です。
大きさは、長さが6~8cm程度で直径は15~20mm、重さは100g程度のパイプ状のものが多く、
25~30年ほど前から製造されています。
牛には4つの胃がありますが、通常は、口から1番近く容積も大きい第1胃の底に定置させます。
生後4ヶ月ぐらいからコレをするそうなのですが、強力なカウマグネットに金属や釘が吸着されるので、
心臓に近い第2胃の壁を突き破り心臓を傷つけ、死ぬこともなくなったそうです。
その後、金属片や鉄クギがまわりに大量に溜まったカウマグネットをどうするかというと、
一定期間毎に、より強力な磁石を牛の胃に入れて引き寄せて取り出し、
また新たにカウマグネットを呑み込ませるそうです。
呑み込むのも・胃の中に置いておくのも・口から出すのも、想像したら苦しそうですが、
牛の安全を守るためには仕方ないことなのですね。
また、成牛の第1胃は120リットルもあるそうなので、胃の中に定着してても
比率的にはマシかもしれませんね。
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