名 称:長円寺(ちょうえんじ)
長円寺は、京都市下京区の寺院です。
延命山と号する浄土宗本派の寺。
慶長十三年京都所司代板倉勝重が建立したのが起こり。
天明の大火で焼失したが、
十五世瑞誉上人の時に再建された。
観音堂内に安置する聖観音像は、
一条天皇の御代に疱瘡が流行し、
これを嘆いた大納言藤原親衡公は天禄三年、
名僧恵心僧都に依頼し作らせた観音像を宮中に奉安し、
二十一日間祈願法要されたところたちまち疱瘡は治まったという。
それ以来疫病除けの霊験あると信じられた。
洛陽観音霊場第二十四番札所。