【 五山文学の寺院に伝わる秘仏 】
「五山文学」の最高峰とされた建仁寺の塔頭寺院です。
南北朝時代の肖像彫刻の傑作の一つ
「中巌円月坐像」は、
玉眼を嵌めこんだ表情が見事な高僧の木像です。
その胎内仏「毘沙門天立像」は、
鎌倉時代の慶派仏師が手がけたもので、
左手に掲げた水晶の中に伝教大師最澄が
持ち帰ったという仏舎利が納められています。
足利七代将軍義勝10歳の時の作という
墨画「達磨図」など寺宝のほか、
四畳半の茶席「也足軒」や
枯山水庭園「甘露庭」などが特別公開されます。