5月26日、今日の京都市左京区は朝からどんより曇の多い蒸し暑い一日でした。
天気予報では、昼から雨。
お昼ご飯を食べたあと、もうそろそろ降ってきたかな?降るかな?と、
なんとなく三階の窓のレースのカーテンを開け、空を見上げていました。
まだ大丈夫なようです。
視線を下ろしたその時、斜め裏のおうちの庭に、ちらほらとオレンジ色が見えました。
笹が植わっているのが印象的だった斜め裏のおうち。いつの間にか、春の陽気に誘われたのか、濃い緑色の葉が生い茂っていました。
オレンジ色の正体は「枇杷」でした。
長楕円形の少し厚くて硬そうな葉っぱをつけた枝が、天に向かって伸びています。
その葉陰に、ころんとまるい実が、いくつか束になって実っています。
子供の頃を思い出しました。
下鴨小学校の生徒だった頃、下鴨神社の東側の塀の上を歩いて帰ったものです。
砂利道側から見ると1.5メートルぐらいの高さがある塀だけど、
下鴨神社側から上るとそんなに高くなく、簡単に上れたものでした。
ところどころ塀の道を塞ぐ木々の枝は、楽しい障害物でした。
家に続く道へ曲がるべく、降りなければいけない石塀の少し手前あたりに枇杷の木がありました。
梅雨が始まる少し前の暑い日、その枇杷を何個かもぎ取って帰ったものです、
家に帰って、さっと洗って、もぎ取ったところから薄皮をめくると、少しピチピチ途切れるけれど、すぅーっと剥けたものです。
歯をつきたててこそぐように食べると、あっという間に種に到達です。
種の周りにある渋皮は、もう美味し部分ではありません。
食べられるところは少なく、味もものすごく甘かったわけではないけれど、自分でとってきたぬるい枇杷は、子供の頃の私には、立派な戦利品でした。
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