3月28日、今日の京都市左京区は曇りのち晴れ。
開けていた窓から聞こえる、道行く子供の声。
「こちら◯◯班!SOSです!SOSです!」
まさかホンモノの救助信号を発信しているわけではあるまい。
と、窓の外を覗きはしなかったが、
一体なにごっこをして遊んでいるのやら???
この「SOS」
知ってるSのつく英単語を寄せ集めてみて
勝手に「save?」「signal?」「ship?」「soul?」
あー、「Save our shipじゃねー!?」
なんて、昔々に思ったまま、
その後考えることも無く歳を重ねてきたわけだけど、
数年前にひょんな事から知った事実・・・
「このSOSの文字列には何の意味もない」
単に打電しやすく聴き取りやすいモールス信号の組み合わせで、
特別な意味はないそうなのです。
(´⊙ω⊙`)
モールス符号は、短点(・)と長点(-)を組み合わせて、
アルファベット・数字・記号を表現するのですが、
SOSは、3短点、3長点、3短点(・・・---・・・)
の信号で構成されていてわかりやすいのです。
緊急時にややこしいモールス信号を打つの大変ですもんね。
もともとの救助信号は「CQD」だったそうで、
会議でSOSに統一されるまでは、
C:-・-・ Q:--・- D:-・・と打っていたそうです。
打ちにくそーだし、聞き取りにくそーです。
タイタニック号の無線通信士は遭難当時、最初に「CQD」と打ったのですが、
もうすぐ「SOS」が正式採用されるという情報を知っていたので、
次いでSOSを発信したそうです。
そんなモールス符号による遭難通信の取扱いも1999年で廃止され、
今では日本では一部の漁業無線や陸上自衛隊の野戦通信やアマチュア無線で
用いられているだけとなったそうです。
ちなみにピンクレディーの代表的な曲の「SOS」の曲の冒頭部分に、
モールス符号による「SOS」が効果音として使われているのですが、
あの当時のテレビやラジオでは、電波法に触れるとして
冒頭部分をカットして放送していたそうですよ!
今はSOSが使われていないので、放送されるそうですけどね♪
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