8月30日、今日の京都市左京区は激しい 雨のち曇り時々雨。
次女が友達に誘われて、
探偵ナイトスクープグランドアカデミー2019の番組観覧に行ってきました。
感動する話に涙しながら、楽しい時を過ごしてきたようです。
思えば1988年から放送されていますが、素晴らしい番組ですよね、ほんと。
この探偵ナイトスクープの「ナイト」が夜を指すものではなく、
英語で書くと「knight(騎士)」だということは周知の事実ですが、
「knight 」の「k」が発音されないのはなぜだろう?なんて思ったことはありませんか?
「knowノウ」や「knifeナイフ」も、そうです。
knee(ひざ)knit(ニット)knob(ノブ)knock(ノックする)knot(結び目)
knap-sack(ナップサック)もそうです。
「k」が発音されません。
kの次にnが続いているという規則性にも気づきますが、
これは、「k」という子音が弱い音なので消えてしまったからだそうです。
11世紀以前の古英語の時代には「k」という字が無く、
そのかわりに「c」が用いられていたので、
「know」は「cnawan」、「knife」は「cnif」、「knight」は「cniht」と綴られ、
「クナーワン」「クニーフ」「クニヒト」と、ちゃんと発音されていたそうですが、
人々の口から発せられるうちに、
発音しにくい音や発音の弱い音は、どんどん消えていったのです。
この現象は、日本語にも有ります。
例えば、「こんにちは」や「このやろう」。
「こんにちは」は「ちわっ」
「このやろう」は「のやろう」
と発せられるれることがありますが、
これも、もともとあまり強い発音ではない「こ」が、言葉の中の「の」などに吸収され、
省略されてしまったパターンです。
「k」の場合、日本語の「く」(ku) のように母音を伴わないため、
「k」の次に「n」が続いた時、つなぎが難しく、
結果的に発音が省略されるようになったとみられています。
(´⊙ω⊙`)
話し言葉には「強く発音される言葉」と「弱く発音される言葉」があります。
「発音しにくいから読まなくなった」
「弱い音だから発音されなくなった」という理由で、
これからも少しずつ言葉は変化していくのでしょうか???
そういえば今朝宅配便を持ってきてくれたニイちゃんは、
大きな声で「はよーございまーすっ!」って挨拶してくれました。
「お」が消えてしまっています。
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