誰が置いたのか2、3日前から我が家のLDKの窓際に、
ポツンと郵便ポストの形をした貯金箱が鎮座しています。
高さ10cmぐらいのの赤い円筒形の貯金箱です。
今では赤く四角い郵便ポストが主流になりましたが、
そうなる前はこの赤い円筒形でした。
郵便ポストが初めて日本に設置されたのは1871年(明治4年)で、
脚が付いている台の上に四角い箱が乗せられた木製の四角い箱でした。
東京に12ヵ所、京都に3ヵ所、大阪に8ヵ所、
そしてこの3大都市を通る東海道上に62ヵ所設置されました。
当時の名前は郵便ポストではなく、「書状集め箱」
そこには、
・「郵便」というものが始まることを知らせる『太政官布告』
・ 郵便の使い方を知らせる『書状を出す人の心得』
・ 差し出し先までの郵便料金と届くまでの時間を知らせる『各地時間賃銭表』
といった心得やお知らせが手書きで書いてあり、
郵便を出す人はそれを読み確認してから出していたそうです。
この「郵便」というシステム。手軽に遠方の知り合いに便りを送れると大人気になり、
たった一年で全国に広まったためポストの増設が必至となりました。
そこで杉の板を組み合わせ、鉄の屋根をかぶせ、
黒いペンキで塗装した「黒塗柱箱」ができました。
この「黒ポスト」は30年もの間使われたそうです。
この木製の黒ポストの後釜が、あの赤い円筒形の鉄製のポスト(1901年〜)になるわけなのですが、
実はこの世代交代には3つのワケがあったのです。
1、木製から鉄製になったのは火災を考慮して。
2、黒塗りから赤塗りになったのは、当時は街灯が少ないため、黒いと見えにくく、通行人がぶつかってしまったりするから。
問題は、3つめ。
3、酔っ払い?の通行人が郵便箱に「用を足す」すなわちトイレと間違えて使用されることが増えたから。
な、な、な、なんでトイレ???
実は黒塗りに「郵便箱」と書かれていたこのポスト。
「郵便」という言葉がまだ世の中に行き渡っていなかったため、
「郵便」????(´⊙ω⊙`)
なんて、読むんだ???(´・ω・)?
あぁ。「垂・・・便・・箱」
「たれべんばこ・・・」
(´-`).oO「トイレのことかぁ〜」
と、なったようです。笑
たまたま同時期に初の公衆便所が設置されていたことも紛らわしさを助長させたようですが、
構造上、どうやってやったのかと・・・。
集配口から???
まさか投函口から???????
???(´⊙ω⊙`) ???(´・ω・)?
※郵政博物館のサイトに郵便ポストの歴史が載っていましたので興味のある方はどうぞ♪
https://www.postalmuseum.jp/column/transition/post_10.html
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