12月5日、今日の京都市左京区は晴れのち曇り時々パラパラ雨。
パラパラの雨が止むと南西の空から明るい日が照ってきて
北東の曇り空の中に虹が出ました。
どんより曇った北の空と対照的に、
南の空は青く晴れ、白い雲が浮かんでいました。
そんな白い雲を見ていると、
まだ子供が小さかった頃に、「どうして雲は浮かんでいるの?どうして落ちてこないの?」
と聞かれたことを思い出しました。
その頃は、インターネットの普及も、今ほどしてなかったか、無かった時代。
文系の私には正しく説明できる知識もなく、現代のように調べる術もなく、
「何でだろうねー?何でだと思う?」と逆に切り返して質問して、
そこから発想される話で存分に楽しく盛り上がり、
正しい知識は教え(られ)ず、やり過ごした覚えがあります。( ̄∀ ̄)
もし「どうして雲は落ちてこないの?」と子供に聞かれたら、
「雲は、水や氷の粒といった雲粒からできていて、じつは雲粒は落ちているんだよ。
でも、あまりにもゆっくりと落ちているので、
人間の目では観測することができないんだ。」と教えてあげてください。
雲粒の直径は約0.02mmと小さく、落下速度は秒速約1cmなんです。
もし雲が地上から1000mのところに有るとすると、
地上に落ちてくるまでに28時間近くかかる計算になります。
その上、あまりにも粒が小さい(一番小さな雨粒の1000分の1くらいの重さしかない)ので、
落ちてくるまでに蒸発してしまうか、あるいは、雲の下に発生する上昇気流によって、
再び上空へと吹き上げられてしまうので、実際に雲粒が地上に落ちてくることはないんだそうです。
私たち大人には当たり前の自然現象や社会のルールに
「なんで?」と疑問を持つすばらしい感性を潰さないためにも、
ちゃんと答えてあげたいものですが、
答えがわからない時には、
“切り返して逆に質問して一緒に考える“という私が使ったワザも
結構良かったんじゃないかと思います。
( ̄▽ ̄)ノ ただし子供は2人とも理系ではなく文系に進みましたけどね。笑
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