Google よし、京都に行こう!: これでいいのだ!

2021年1月27日水曜日

これでいいのだ!

 1月27日、今日の京都市左京区は曇り。


先日、「11:3=B」を縦にするとバカボンのパパっぽく見える、って教えてくれた子が、

今度は「天才バカボン」について教えてくれました。

どうやら「天才バカボン」の漫画が大好きみたいです。


その子によると、

「天才バカボン」は、かなり仏教を意識して作られた漫画で、

「バカボン」とは「梵語」の「薄伽梵(ばきゃぼん)」に由来するのだそうです。


「梵語」とはインドで使われていたサンスクリット語で、

お墓の卒塔婆の上に書かれている、あの読めない文字、アレです。


で、どんな意味かというと、仏や仙人、貴人などを現し、

全知全能者、覚れる者という意味で、ブッダと同義語なんだそうですよ。


バカボンのバカっぷりに、てっきりバカなボンボンのことだと思っていました。




また、 「おでかけですか〜」とホウキを持って声をかけてくるレレレのおじさんは、

お釈迦様の弟子でチューラパンタカ=周利槃特(しゅりはんどく)が元になっているともいわれています。


弟子の中で一番愚かで、自分の名前まで忘れてしまうので首から名札をさげていたそうです。

そんな彼にお釈迦さまはホウキを渡し、

「塵を払わん、垢を除かん」(塵をはらいましょう。垢をのぞきましょう。)

と唱えながら掃除をしてくださいと説きました。

こんな短い言葉でも忘れそうになりながら、何年も何年もホウキを持って、

彼は言いつけを忠実に守り、毎日毎日掃除に専念し、

最後には自分自身の因縁も掃き清め、悟りに至ったと言われています。



そして、バカボンのパパの「これでいいのだ」という決めゼリフ。

これは、「すべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れる」

「あるがまま、ありのままを受け入れる」という悟りの境地なのだとか。



レレレのおじさんのモデルの周利槃特は、

「真に払い除くべきものは、実は自分の心の中の塵であり埃なのだ」と悟りを開きました。


起こったことを前向きに肯定し、とらわれず、受け入れ、

あるがままを「これでいいのだ!」と言えるような生き方をしたいですね!




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