名 称:法勝寺跡(ほうしょうじあと)
白河院は、藤原氏によって代々受け継がれてきた
藤原良房の別荘で、藤原師実の時、白河天皇に献上され、
承保2年天皇によってこの地に法勝寺が建立されました。
法勝寺は、尊勝寺、最勝寺、円勝寺、成勝寺、延勝寺と
ともに六勝寺と総称された寺で、
境内には、金堂、講堂、阿弥陀堂、法華堂、五大堂、
八角堂、常行堂などの諸堂が立ち並んでいました。
しかし、文治元年の大地震により九重塔以外の諸堂の
大半が倒壊し、更に康永元年の火災により残る堂舎も焼失。
その後覚威和尚によって一部再建されたが、
衰退の一途を辿り、やがて廃寺となりました。