名 称:御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)
御香宮神社は、京都市伏見区にある寺院です。
初めは「御諸神社」と称した。
創建の由緒は不詳であるが、
貞観4年に社殿を修造した記録がある。
伝承によるとこの年、境内より良い香りの水が湧き出し、
その水を飲むと病が治ったので、
時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという。
実際には菟芸泥赴によると、
「筑前国糟谷郡の香椎御宮から神功皇后を勧請し
皇后御廟香椎宮を略し、御香の宮と申す」とあり
筑紫の香椎宮をこの地に分霊し勧請した説の方が有力であるが
神社側は説の一つにに過ぎないとして否定しています。
この湧き出た水は「御香水」として名水百選に選定されている。
全国にある「香」の名前のつく神社は、
古来、筑紫の香椎宮との関連性が強く神功皇后を祭神とする
当社は最も顕著な例である。
本殿には、菊の御紋や五七の桐紋、葵の御紋が見られます。