大方丈は桁行34.5m、梁間25m、
単層檜皮葺入母屋造に玄関、歩廊の付随した大建築です。
寛永十八年徳川家光の建立。
その構造は、部屋を八室四列となし、
前面広縁、背面は縁側、四面に落縁を廻します。
正面軒唐破風。
内部は仏間を中心としているが、一文字仏壇を構え、
阿弥陀如来坐像を奉安する。
また、
庭園は瓢箪形の泉水と、石組と苅込の配置は、
東山山麓の樹木を背景にして佳趣を呈しています。
なお池のほとりの石灯篭には元亨元年の年号が入っている
貴重なものです。
今回は12年ぶりに小方丈も公開されます。