古代の山城国の名残をとどめる糺の森に位置する下鴨神社。
賀茂建角身命とその娘である玉依媛命を祀ります。
今回公開される神服殿は、
神々の御料となる御装束を縫製する社殿で、
玉依媛命には十二単衣、
賀茂建角身命には束帯が御神服として奉られる。
御神服は夏御料と冬御料があり立冬・立夏の日には
御神服のお取替えを行う更衣祭が斎行されます。
殿内は四部屋に仕切られ、
北西の一室のみが格天井となり古来「開かずの間」と
称されています。
これは御所が炎上した際などに天皇の避難場所として
使用される為であり、
嘉永七年の大火には孝明天皇は神服殿に、
祐宮は細殿、内侍所は舞殿へと御動座になりました。
今回は三井神社、大炊殿、神服殿、などが公開されます。a