祇園祭や時代祭とともに京都三大祭に数えられる葵祭は、
賀茂御祖神社と賀茂別雷神社の例祭です。
葵祭には1400年の歴史があり、
日本の祭の中で最も優雅で古趣に富んだ祭として知られており、
平安中期の貴族の間では、
単に祭といえば葵祭のことをさすほど有名でした。
賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、
江戸時代の1694年に行列が再興されてのち、
当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、
牛車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、
すべて葵の葉で飾るようになったためとされています。
祭儀は、宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の三つからなるが、
現在は路頭の儀と社頭の儀のみを見ることができます。
最大の見所は、路頭の儀で、
祭のヒロイン・斎王代らが下鴨神社を経て
上賀茂神社へと向かう様子です。
平安貴族そのままの姿の風雅な王朝行列が京都御所を出発。
時代衣装に身を包んだ行列の姿は大変華麗です。
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