Google よし、京都に行こう!: その成分、大丈夫?

2019年10月15日火曜日

その成分、大丈夫?

10月14日、今日の京都市左京区は曇り時々雨。
やっと青山社長がカッターシャツを半袖から長袖に変えました。
袖をまくっていますが、やっと衣替えです。

そして、そろそろ片付けたいのが蚊取り線香。

庭にいる金魚や亀に無防備に餌をやりにいく青山社長。

蚊が大嫌いな私が慌てて蚊取り線香に火をつけて持たす。

そんなことが繰り返されるものだから、
庭への出入り口でもある掃き出し窓の横、すなわち私の事務机の横に、
50巻入りのでっかい蚊取り線香の缶が人目も憚らずに置いてあるのです。

しかしこのデッカイ缶。
いつから我が家にあるんだろ??
結構何年もあるような・・・。

缶に書かれた説明によれば、一巻きで約11時間も燃焼し続けてくれるそう。
まだこれから何年もありそうです。

蚊取り線香を発明したのは金鳥の創業者である上山英一郎氏です。
彼は、1886年に福澤諭吉より紹介されたH.E.アモアから除虫菊の種子を譲り受け、
平安時代から日本に残る伝統的な風習「蚊遣り火」のように
粉末状にした除虫菊におがくずを混ぜて燃やす方法を考えたのですが、
夏に季節はずれの火鉢が必要であったために普及には至らなかったそうです。

そこで今度は、お線香に除虫菊を練り込み、棒状蚊取り線香を考案しましたが、
今度は立てて使うために線香が倒れ火災が発生することも少なくなかったそうです。

そして、最大の欠点は燃焼時間で、約20cmの長さで約40分が限界だったそうです。
棒状線香を長くすると燃焼中に倒れやすくなるので、延長にも限度があったようです。

そんなときに上山氏の奥さんが、庭先でヘビがトグロを巻いているのを見て、
線香を今よりもっと太く長くして渦巻き型にすれば
長時間燃焼させることができるのではないかと夫へアドバイス。
これがヒントになって、現在の渦巻き型をした蚊取り線香が生まれたといわれています。

ちなみに、蚊取り線香は除虫菊の成分もしくはそれに似た化学合成物でできていて、
これらを含んだ煙が蚊の神経を麻痺させるしくみなのですが、

そんな成分、人間が吸っても大丈夫なのでしょうか?


実は、哺乳類や鳥の体のなかには、この成分を分解する酵素があるそうです。

だから、人間にとっては安全だといわれています。

とはいえ、吸い込む量によってはのどや目の調子が悪くなったり、
煙で鼻水が出たり頭が痛くなることもあるので、注意は必要でしょうね。

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