名 称:乙訓寺(おとくにでら)
乙訓寺は、京都府長岡京市にある寺院です。
牡丹の寺として知られています。
寺伝では推古天皇の勅命により聖徳太子が建立したと
言われている古刹です。
創建の正確な事情や時期は未詳であるが、
境内出土の瓦の年代から、長岡京造営以前、
奈良時代の創建と推定されています。
延暦3年桓武天皇が長岡京を造営した際には都の地鎮として
大規模に増築されています。
また、藤原種継暗殺事件の首謀者の嫌疑をかけられた
早良親王が幽閉された場所でもあるとされ、
空海が一時住したともいわれています。
長岡京が廃都となっても大規模な伽藍を擁し
室町時代でも10を越す僧坊があったという。