名 称:地蔵寺(じぞうじ)
地蔵寺は、京都市西京区にある寺院です。
正式名を浄土宗久遠山地蔵寺といいます。
地蔵堂に安置している地蔵菩薩像は、平安時代初めに、
小野篁が、
一度冥土へ行った際に生身の地蔵尊を拝んだことで蘇った後、
一木から六体の地蔵を彫りだしたうちのひとつという伝説が
あります。
初めは大善寺に六体の地蔵尊が安置されていましたが、
平安時代末期の保元年間になり、
平清盛が西光法師に命じて、
大善寺も含め京へ出入りする街道口の6ヶ所に分けて
安置するようになり、
ここ桂に分祀されたものと伝えられています。
この地蔵尊は、
一木の最下部をもって刻まれたもので、
世に姉井菩薩と呼ばれています。