名 称:松花堂(しょうかどう)
松花堂は、江戸時代初期の僧侶で文化人であった
松花堂昭乗がその晩年の寛永14年に構えた草庵の名称です。
現在の京都府八幡市、
石清水八幡宮のある男山の東麓に泉坊という宿坊があり、
その中にこの草庵がございました。
男山には石清水八幡宮に所属する宿坊が多数建っており
「男山四十八坊」とも呼ばれたが、
明治初年の神仏分離で宿坊はすべて撤去され、
松花堂も旧所在地の南方に移築されました。
現在は「松花堂庭園・美術館」という文化施設となっており、
財団法人やわた市民文化事業団が管理運営しています。
現・松花堂は、
移転前の旧地とともに「松花堂及びその跡」の名称で
国の史跡に指定されています。