名 称:梅宮大社(うめのみやたいしゃ)
梅宮大社は、京都市右京区にある寺院です。
京都市西部の梅津の地に鎮座する、
四姓の一角・橘氏の氏社として知られる神社です。
創祀は奈良時代前期であるといい、
のち平安時代前期に橘嘉智子によって現在地に
遷座したと伝えられています。
現在地への遷座に関わった橘嘉智子は、
嵯峨天皇(第52代)の皇后として仁明天皇を出産し、
外戚としての橘氏の中興に貢献した人物です。
社伝では、
橘嘉智子には子がなかったが当社に祈願したことで
皇子を授かったといい、
その伝承に因んで現在も子授け・安産の神として
信仰されています。
また、
祭神の名から酒造の神としても信仰されており、
酒にまつわる多くの神事が現在も行われています。
そのほか、
当社の例祭は「梅宮祭」として古くから知られ、
特に平安時代当時には古雅な祭として有名でした。
境内では、
社殿のうち本殿・拝殿・楼門・境内社若宮社・
境内社護王社の5棟は江戸時代の造営であり、
京都府登録文化財に登録されています。