涅槃会は、
釈迦入滅にあたる陰暦2月15日の行事のことです。
日本では月遅れの3月15日に「涅槃図」がかけられ、
法要が行われることも多い。
公開される涅槃図は、
縦6メートル、幅4メートルの極彩色が施されたもので、
1709年、浄土門の高僧厭求らによって制作されました。
画面下部全域には多くの
動物や魚類・昆虫などが手向けの花をくわえたり、
手に持ったりして釈迦の死を悼んでいる様子が描かれ、
その数は127種類にも及びます。
涅槃図では日本最多であろうとされています。