名 称:平岡八幡宮(ひらおかはちまんぐう)
平岡八幡宮は、京都市右京区の寺院です。
大同4年に神護寺の鎮守として空海が大分県の
宇佐八幡宮から勧請したのが起源であり、
応永14年の焼失後には足利義満が社殿を再建しています。
現在の本殿は文政9年に造営されたもので、
大工は上嵯峨の宗兵衛と室町の中川常右衛門藤原忠寛です。
この本殿は京都市内に現存する数少ない切妻造本殿の
一つであり、平成12年に京都市の有形文化財に指定されています。
本殿天井には極彩色の花卉図が44面描かれており
『花の天井』と呼ばれ、
更に内法長押には熨斗に包まれた梅や椿が描かれるなど
装飾性の強い空間になっており、
これら彩色画を描いたのは綾戸鐘次郎藤原之信です。