9月22日、今日の京都市左京区は曇り時々雨。
窓を開けていると肌寒いくらいのお天気でした。
北山通りの緑地帯には、
まっすぐに茎を伸ばし赤く鮮やかで妖艶な花をつけた
彼岸花が何本も咲いていました。
今はもう、かなりお歳を召されたご夫婦が、
その花の名を「彼岸花だ」「曼珠沙華よ」と
お付き合いしたての頃にお互い譲らず言い争ったと聞いたのは、
まだ私が小学生低学年の頃のこと。
子供の頃にそんな話を聞いたもんだから、
それから何十年も、
毎年この季節に彼岸花を見るとその話とそのご夫婦のことを思い出します。
彼岸花には毒が有ると知ったのもあの頃。
触るとダメなのか食べるとダメなのか、
よくわからなかったけど、
(実際には球根部分に毒が有り、
食べると吐き気、下痢、中枢神経の麻痺をおこし、死に至る場合もあるそうです。)
とにかく近寄ってはダメなような気がしていたので、
結局今の今まで一度も彼岸花には触ったことがありません。
墓地に彼岸花が植えられているのは、
その毒で、遺体を動物から守るためだと聞いたことがあります。
田んぼの畦道に並んで咲く彼岸花、
そんな光景をあちらこちらで目にします。
なぜ田んぼに多いかというと、
その毒でモグラや野ネズミを防除するためなんだそうです。
また、
実は、飢饉に備えて植えたという説もあるのです。
えっ?毒が有るのに?
と思ったのですが、
彼岸花の球根にはデンプンが含まれ、
水にさらしたら食用となるので、
昔は飢饉に備えて田んぼのあぜ道に植えたんだそうです。
ちなみに食用にするには、
すりつぶし、充分に水でさらして毒抜きをすることが肝心だそうです。
うぅーん、
充分ってどれくらい??
こわいっ。(−_−;)
危険を覚悟してまで口にしなければならなかったとは。。。
この飽食の時代では考えられない、
昔の方の苦労が偲ばれます。
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