4月17日、今日の京都市左京区は曇りのち雨。
なんだか今日は、そこここで、白や薄ピンク色の花を満開に咲かせた
「ハナミズキ」が目につく日でした。
意識せずとも目に飛び込んでくる「桜の季節」の後に、
こんなにもキレイに「ハナミズキ」が咲いていたとは。
中学の時、cherry blossom やらWashington,D.C.やらという
ちょっと長めの単語を英語の教科書で習い、
日本からアメリカのワシントンに何千本もの桜の木が送られ、
今では桜の名所になり皆に愛されてる、めでたしめでたし、
といったような英文を学んだ記憶があります。
しかし、この桜の寄贈の裏には、
『1909年11月、横浜港から2000本の桜を乗せた船がワシントンへと出航。
翌1910年1月にワシントンに到着した桜は病害虫に侵され、
防疫検査を通過することができず、
泣く泣くすべてが焼却処分となってしまう。
桜を贈ることを諦めきれず、次は病害虫に侵されることがないよう、
綿密な計画が立てられ、荒川の桜に接ぎ木などを施して、
健康な桜の苗木を育てた。
1912年、12種類の桜の苗木は再び横浜港を出発し、
アメリカ西海岸のシアトルに到着、
そこから冷蔵貨車で大陸を横断してワシントンへと届けられる。
検疫検査の結果ですべての苗木が健康であることが確認され、
ようやく植樹できるようになった。』
という苦労話があったのです。
そしてそして、
『1915年に、アメリカ政府はこのお礼としてハナミズキの木を日本へと贈り、
日比谷公園などに植えられました。』
という後日談があったのです。
この話は、私たちの年代の後の中学の英語の教科書に載ってるそうなのですが。
ということで、今、日本で見かける「ハナミズキ」は、北アメリカ原産!
だったのです♪
何気なく目にする日本のハナミズキに100年の歴史アリ。
なんですね♪
( ´ ▽ ` )
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