11月3日、今日の京都市左京区は晴れ時々曇り。
実は今日は明治天皇の誕生日!
明治時代は「天長節」という名の祝日でした。
明治天皇が崩御されたあとも、天皇への思いから祝日にしたい!という国民の声が非常に多く、
昭和に「明治節」という名前で国民の祝日となりました。
また敗戦後の1946年の今日は、日本国憲法が公布された日でもありました。
ではなぜ「明治節」という名の祝日は、「文化の日」と名前を変えたのでしょうか?
何事も知ると面白いので、「文化の日」の歴史をチラ見してみますと。。。
実はこの祝日は戦後まもなく、日本を占領していたGHQの命令によって廃止されたのでした。
GHQは日本の弱体化を狙い
天皇=神という構図を徹底的に排除しようとしたのです。
しかし日本政府も国民も、どうしても明治天皇の「明治節」を残しておきたかったのです。
1948年2月26日の国会での議事録には、
「明治時代を永久に思い出していきたい」との趣旨の答弁がされており、
なんとか11月3日を祝日として残そうとする働きがあったこともわかっています。
そんな中、GHQが突然「11月3日を祝日にするならなんの日がいいか」と打診してきたというのです。
日本人の天皇への思いを尊重した方がうまく統治できる、という魂胆なのかもしれません。
そこで、憲法を公布した日でもあるので、憲法の理念を取り入れて「自由や平和を愛し、
文化をすすめる日」という「文化の日」という記念日にすることで、
二者が妥協したかたちでおさまったのです。
廃止になった祝日をなんとか残すために、憲法の公布日を「意図的に」11月3日にして、
この日を憲法記念日にして祝日にしようとした、という説もあるのですが、
古きを愛する日本人らしいあたたかい経緯があったのですね・・・。
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