Google よし、京都に行こう!: 左脳で聴く『セミの声』

2017年7月31日月曜日

左脳で聴く『セミの声』



7月31日、今日の京都市左京区は晴れ。一時雷と雨。今日も夕立が降りました。
そして、今日も青伸ホームの朝はセミの鳴き声から始まりました。





裏の家が現在空き家で、木が高く高くのび放題。

投げつけてくるような音の塊。

その源をしばらく眺めていると、

いるいる!

飛んで止まり飛んで止まり。

たくさんいる!

よっぽど樹液がおいしいのか、
ちょこちょこ移動はするものの、
この木から飛び去って行く気配はなく、
鳴き止む気配もない。






そんな鳴き声を「声」として認識しているのは、日本人とポリネシア人だけらしい。





人間は、「左耳から入った音」を右脳で、

「右耳から入った音」を左脳で処理している。





左右の耳に同時に「違ったメロディー」を流すと、
左耳から聴いた方がよく認識される。





すなわち、音楽は右脳の方が得意なのです。





同様に、「違う言葉」を左右から同時に聴かせると、
右耳、すなわち左脳の方がよく認識する。





右耳に受話器をあてる人が多いのは、このためだそうです。





このように色々な音を左右の耳に聞かせて実験をすると、




日本人も西洋人も

「音楽」「機械音」「雑音」は右脳、

「言語音」は左脳で処理した。





しかし、

「母音」「泣き」「笑い」「嘆き」「虫や動物の鳴き声」「波」「風」
「雨の音」「小川のせせらぎ」「邦楽器音」などは、

日本人は言語と同様の左脳で聴き、

西洋人は「楽器や雑音と同じく」
右脳で聴いていることが分かった。





[あれ松虫が鳴いている
チンチロ チンチロ チンチロリン♪]

[ひとりしてしづかにきけば聞くままにしげくなりゆくむしのこゑかな]

など、




日本人に『虫の音』や『虫の声』を聴き入る文化があるのは、

これらの音を言語と同じ左脳で処理していたからです。





「ワンワン 」「モーモー」「ブーブー」
「サラサラ」「シトシト」「ビュービュー」


日本は「擬声語」「擬音語」が発達した国で、
幼少期から「犬はワンワン」のように習い育ちました。






こんな発言があります。

《幼稚園から小学校の4、5年ぐらいの日本の子供に、
犬はなんといって鳴くかというと、ワンワンというにきまっているのです。
マツムシはチンチロリンという。
外国人に聞きますと、ひじょうに困るのです。
なんというていいか一生懸命考えて記憶を呼び出して、
ウォーウォーといったり、ワーワーと言ったり。》





このことからも、
外国人は鳴き声を楽器や雑音のように右脳で処理しているということが伺えます。





これらの違いが出るのは、
「人種ではなく母国語の違い」によるということもわかっているそうです。





日本人は「情緒的」で西洋人が「論理的」なんてよくいうけれど、

「文化」だけでなく「どちらの脳で処理するか」が重要なカギを握っていたのですね。





そういえばうちの子たちは、
何かの作業中、

左耳で音楽を聞き、
右耳で外の音や会話をするために片耳イヤホンにしていることが多い。





納得です。





でも、青山社長。

受話器は必ず左耳に当てている。

右手で取って、左手が使えなかった時は、

クロスしてでも左耳で聞いている。







あれれ?









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