Google よし、京都に行こう!: ぶんぶんゴマ

2018年2月12日月曜日

ぶんぶんゴマ

2月12日、今日の京都市左京区は晴れ時々曇り。



ぶーんぶーんと唸り声をあげているのは、少しだけ開けた窓を通り過ぎようとする風。



今日は風が強いです。冷たいです。



定期的に聞こえるぶーんぶーんという音を聞いていると、
「ぶんぶんゴマ?びゅんびゅんゴマ?」を思い出しました。



真ん中に開けた2つの穴に通した紐を引くことで、
厚紙やボタンを高速回転させる手作りのおもちゃです。



回転する時に出る、羽音を震わせたようなびゅーんぶーんという音。



あの音が好きでした。

回る様子が好きでした。



たこ糸が、まるでゴムのように伸縮するのが不思議でした。



お母さんの裁縫箱からちょっと大きめのボタンを見つけると、
たこ糸を通して作ったものです。

小さなボタンにミシン糸を通して作ったこともあります。



ぐるんぐるんびゅんびゅんと、紐を引っ張ったり緩めたり。



取り憑かれたように回してました。



紐を緩めすぎクリクリになりすぎたたこ糸が、
持っている人差し指をキツく締め付けることもありました。



それでもなお、この単調で素朴な遊び道具をびゅんびゅんと回し続けたのは、
なにに魅了されてのことだろう?




古代ギリシャの時代、
このぶんぶんゴマは魔女が男性を誘惑するときに使う秘具だったそうです。



北アメリカのイヌイットはセイウチの牙やアザラシの骨などからぶんぶんゴマを作り



ブラジルのクイクロ族は
ひょうたんの実殻などを円形に切り取ってこれを作りました。



怖い獣を遠ざけたり、悪魔を追い払ったりする道具と考える民族もあれば、

病気の治療に使用する秘具と考える地域もあったようです。



このびゅんぶんという不思議な音には、
目に見えない邪気や悪霊の類を退散させる霊力があると考えられたのでしょう。



日本では江戸時代に流行したそうですよ。




どこかの国で、
瓶ジュースのカネの蓋を平らに伸ばして作ったぶんぶんゴマを
回して遊ぶ子供たちを見たことがあります。



今もなお、世界中で愛されているのは、この素朴さゆえ?



シンプルイズザベスト♪


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