8月29日、今日の京都市左京区は晴れ。
道でランドセルを背負った子どもを見かけ、
小学生の夏休みも終わったのだと気づく。
9月1日が始業式だった私からすれば、
8月中の登校は、
なんだか少し違和感を覚えてしまう。
ランドセルといえば、うちの長女。
小学校入学当初、集団下校中に歩道の段差につまずき、
手のひらと膝とオデコと鼻を擦りむき帰宅したことがある。
なんとも痛々しい姿である。
今でこそ遺伝か長身に育ってしまったけれど、当時は小柄で、
ランドセルの重みに押されてしまったようだ。
頑丈かもしれないけど、
誰がこんな重いものを背負わすシステムにしたんだろ?
なんて、我が子の鈍臭さを重いランドセルのせいにする親バカ発想が
頭に浮かんでしまったワケだけど・・・
ランドセルを日本で最初に作ったのは、伊藤博文だという。
幕末、幕府が洋式軍隊制度を導入する際、
将兵の携行物を収納するための装備品として、
オランダからもたらされた背嚢(はいのう・バックパック)が原型で、
その背嚢をオランダ語でランセルと言い、
それが訛って「ランドセル」になったそう。
現在使っている革製のランドセルを日本で最初に作ったのが、
初代内閣総理大臣の伊藤博文で、
後の大正天皇が学習院初等科に入学されるときに、
入学祝いの品として献上したのだとか。
それがきっかけで世間に徐々に浸透していき、
現在のような慣習が生まれたらしい。
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