9月23日、今日の京都市左京区は晴れ。
秋晴れです♪
機嫌良くクルマを運転していると、
おぉー、あれは噂に聞く「富士山」ナンバープレート!
交付されたと聞いてからおそらく10年ぐらいたってると思うのですが、
初めて見ました♪
富士山といえば、富士山に石油採掘跡地があるのをご存知ですか?
そこに立てられている看板には、こんなエピソードが書かれているのです。
『かつてこの地には、二の丸(本名:岡村きぬ子)という巫女がいました。
その二の丸が、太平洋戦争の最中「富士山麓に石油が出る」
という神のお告げを聞いたことにより、
この場所で大がかりな石油採掘事業が始まったと言われています。
現在は埋められていますが、掘られたその深さは実に1000m以上に達するそうです。
石油の採掘には巨額が投じられ、その期間は5年に亘りました。
ここでは、当時300~400人の労働者が働いていました。
賃金も当時としては破格のものだったようです。
神のお告げを聞いた二の丸の言葉に従い、石油が出るとされた日には、
陸海軍の将校や政府の大官など、大勢が訪れました。
一向に石油が出ないと、採掘事業に出資していた資産家も徐々に手を引いていき、
事業は消滅していきました。
最後に残った出資者:植村澄三郎は、
天皇陛下から「植村爺や、富士山の事業はどうか」と問われると、
「出るところまで掘らねばなりません。アメリカまでも掘ります。」と答えたそうです。
戦争が人々を狂信的、盲信的にさせ、また石油が渇望された事情も加担し、
破滅的に突き進んだ大変な時代を生きた人々の姿が思いしのばれます。
当時、石油が出たあかつきにはそれを貯めるためのタンクを何ヶ所も用意したようで、
いくつかは現存します。
清水港までパイプ輸送する計画もあったそうです。』
地表より下は895メートルまで掘ったそうです。
火山の横腹に穴をあけたボーリング工事。
石油掘りは失敗したけれど、
この工事の報告と掘削岩石標本は、
富士山の地理・歴史研究に多大な影響を与えることになったそうですよ。
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