Google よし、京都に行こう!: なぜこんなところに蛇が?

2018年9月8日土曜日

なぜこんなところに蛇が?


9月7日、今日の京都市左京区は曇り時々雨。



明るく照らされた涼しい部屋、蛇口から勢いよく出る水道水。

北海道地震で、まだまだ停電や断水が続いている地域があることを考えると、
この当たり前の日常は有り難く、改めて感謝し、
1日でも早い復旧と復興を祈るばかりです。




・・・・




蛇口と書きましたが、
蛇口のジャはなぜヘビじゃ??
なんて思ったことありませんか?



ちょっと長くなってて形がヘビに似ているから?



違います。



実は、日本で初めて水道が開設されたのは明治20年の横浜です。


道路の脇に円柱の共用栓が設置され、
横の鍵穴から鍵を差し込むと口から水がでるもので、
何戸かが共同でこの「共用栓】を使いました。



昭和に入ると、この共用栓も減り、終戦後は急速に街角から
姿を消していったのですが、

当時の共用栓はイギリスからの輸入品が多く、


ヨーロッパでは「ライオン=水の守護神」とされていることから、

水道の口に「ライオン」が取り付けられた共用栓を使用していたのだそうです。



しかし日本で共用栓が作られるようになると、
日本や中国の水の守護神である「龍」のデザインとなり、
龍の元となった生き物が「ヘビ」であることから、
「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれるようになりました。



やがて専用栓が各家庭につくようになってから、

「蛇体鉄柱式共用栓」を小さくしたもの、すなわち、その龍の子のようなもの
ということから「蛇口」とよばれるようになったとか。





この蛇口の部分、すなわち水が出てくる場所は動物の名前が使われやすいようで、



ニワトリを意味する英語「cock」、ドイツ語「hahn」の中には、
蛇口という意味もあったりします。



また日本では「カラン」と呼ぶことも多いですが、
これはオランダ語の「kraan(鶴)」に由来するのだとか!


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