10月25日、今日の京都市左京区は晴れ。
昨日、今日と、爽やかな秋晴れが続いています。
晴れた秋の日は、空気が澄んでいて、湿気も少なく、空も高くて気持ちがいいです。
日が沈むと、東の空に、大きくまあるいお月様が、
電球色のような優しいオレンジ色をして輝いていました。
「電球」と言えば、「エジソン」や「フィラメント」という言葉を思いつくのですが、
世界で最初に電球を発明したのはエジソンではありません。
イギリスのスワンという人です。1879年2月のことでした。
しかし、スワンの白熱電球は、
フィラメントがすぐに蒸発してなくなってしまうので、イマイチでした。
エジソンの白熱球は1879年10月21日に完成しました。
その時のフィラメントは木綿糸に煤とタールを混ぜ合せたものを塗布し、
これを炭化したものでした。
電灯といっても、最初の頃のは45時間ほどしか寿命が無く、
安価で長く灯り続けるためにはフィラメントを改良する事が最重要でした。
エジソンのフィラメントに「竹」が使われたことは有名ですが、
竹に至ったいきさつは、偶然机の上に竹の扇子があったからなんだとか。
木綿糸や友人の髭まで、約6000種もフィラメントの素材として使ってみたものの、
どれもすぐに燃え尽きてしまったのに、
この竹フィラメントは、なんと200時間も灯ったのです。
そこで、当時の金額で10万ドルをかけ、
全世界へ材料を探すため、20人の竹採りハンターたちを派遣します。
彼らは1200種もの竹を全世界から集めました。
1880年、1人の竹採りハンターが来日。
時の首相伊藤博文と会い、「竹なら京都へ」とのアドバイスを受け、
京都では、初代京都府知事から「竹なら八幡か嵯峨野がいい」と言われ、
そして、八幡男山付近の竹をゲット。
その竹フィラメントが、約2450時間も灯ったのです!
これらの地域は、鉄分が豊かな土質のもと、柔軟で堅固な竹を産していたのです。
今は主にタングステンという金属がフィラメントに使われているそうなのですが、
八幡の竹は1894年まで、エジソン電灯会社に輸出され、
何百万個の白熱電球が作られ、全世界に明かりを灯しつづけたのです。
(´∀`*)長くなりましたが、ちょっとちょこっと京都自慢・・・♪
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