Google よし、京都に行こう!: 娘のレポート

2018年12月1日土曜日

娘のレポート

11月30日、今日の京都市左京区は晴れ。

次女が学校へのレポート提出に私のパソコンを使ったようで、
ワードが開いたままになっていたので、どれどれ?とこっそり勝手に読んでみました。笑

文章の始まりは、こんな感じ。

『挟む、切る、混ぜる、くるむ、押さえる、支える、運ぶ、すくう、刺す。
そんなことが出来るまっすぐな棒。
ナイフでもフォークでもない箸について教えたいと思います。』

なかなか掴みはオッケー、な始まりなのではないでしょうか?
どうやら海外の人に、自分の教えたい日本文化か何かを伝えるためのレポートのようで、
お箸を題材として選んだようです。

日常的に箸を使う国は、中国、韓国、北朝鮮、シンガポール、ベトナム、
タイ、カンボジア、ラオス、モンゴルなどアジアの国が多いけれど、
純粋に、箸だけで食事をとるのは、日本だけ。

箸は中国から伝わったという説と、元々日本の文化として存在していた、
という説があるが、箸の素材はほとんど木などで腐りやすく、
遺跡から発掘されてもただの木なのか判別できないため箸の起源は曖昧なのだとか。

箸を使う文化が日本に根付いたのは、奈良時代で、
聖徳太子が、遣隋使の小野妹子たちが持ち帰った箸と匙のセットを、朝廷の儀式に用い、
食事に取り入れたのが始まりだと言われているそう。

ヨーロッパでは、長い間手掴みで食べていて、
ナイフ・フォーク・スプーンのセットが確立したのは15世紀過ぎの近世のことだけど、
日本では弥生時代末期の遺跡で、神事や儀式の際に用いられていたと考えられている
細く削った竹を半分に折り曲げたトングのような形の折箸が出土しているほど箸の歴史は古いのだとか。

なるほどと思う事が多く、私も勉強になりました。

しかし、このレポートの終わり部分、
私は気に入ったのだけど、レポートかエッセイかわからないところがあるので、先生はどう判断するのか。笑

『私はフォークとナイフの使い方はあまり知りません。
でも、中学2年の時、クラスの豆掴み大会で優勝したぐらいお箸使いはうまく出来ます。
だってお箸の国の人だもの。』

久しぶりに聞きました。「だってお箸の国の人だもの。」

てか、こいつは昭和生まれか?
なぜ知っている。このフレーズを・・・。

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