Google よし、京都に行こう!: 冬の夜に考えてしまうこと。

2017年12月7日木曜日

冬の夜に考えてしまうこと。


12月6日、今日の京都市左京区は晴れ。



テレビから漏れ聞こえていた「雪」やら「冷え込む」といった言葉とは裏腹に、

昼過ぎの空は青く、眩しかった。



ちょっと車の中で待ちぼうけ。



ぽかぽかとした日差しに照らされた神社の朱色。



7割ほど葉の散った大きな銀杏の木が、

残った葉をきらきらと黄金色に輝かせながら揺れている。



ゆったりとしたズボンにコートの老夫婦が、手を繋いで歩いている。

史跡案内の看板の前で足を止めるも、固く握り合った手はそのまま。



綺麗な銀杏の葉を見つけては拾い歩いてるお嬢さん。



アスファルトと同じ色の服を着た青年が、
少し前かがみな自転車に乗って車の横を通り過ぎていった。



こんな辺鄙なピンポイントの地点に留まって、車の窓から外を見ているだけで、

世の中に生きている色々な人に出会う。



その生き様も性格も様々で、

話すこともなく、目を合わすわけでもなく、
ただ通り過ぎるだけ、すれ違うだけの関係。



ときたま、人ってなんだろう。

生きるってなんだろう。と、こむづかしい考えが頭をよぎる。



子供の頃、外遊びからの帰り道、

見知らぬ家々から漂う夕飯のにおいと、オレンジ色の暖かい光、
ときたま聞こえる家族の会話に、家路を急いだ。



そして、ここにもひとつの家庭があるんだなぁ、なんて考えていた。



車に乗るようになったら、夜景を見に行く機会が増えた。

その時も、ひとつひとつの灯りというシールドの中に、

家庭があったり、会社があったり、

この世の中で生きる人々のエネルギーや生活を感じた。



同じ時代に生まれながら、殆どの人とは一生会うことがない。
すれ違っただけでもすごい確率なのかもしれない。



出逢えた友人、そして家族・・・



大切なものを守りたいと思う私のシールドが、
今宵も、夜景の中のちっぽけなひとつの灯りとして輝いている。



冬の夜には、こんなこむづかしい考えが頭をよぎる。


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