Google よし、京都に行こう!: イガイガ

2020年9月6日日曜日

イガイガ

9月5日、今日の京都市左京区は晴れ。
外に出ると相変わらずの暑さですが、なんとなく秋を感じるお天道さまでした。

秋が旬の果物はたくさんあります。
9月には、ぶとう、柿、梨、りんご、いちじく、栗、マスカット、かぼすなどの果物が旬を迎えます。


栗?栗も果物???


そう。果物なのです。


農林水産省が作物を分類する時に、
「茎やつるになるものが野菜」、「樹木になるのを果物」としているので、栗は果物なのです。 

(ちなみにイチゴは草花なので、野菜に分類されています。)

で、果物なら、皮・実・種といったつくりになっているものが多いですが、
栗は、イガイガが「皮」、硬い皮と内側の渋皮が「果実」、
普段食べているところは「種」なのです。「ナッツ」類と同じですね。

さて。

どうして栗はあんなにイガイガしているのでしょうか???

動物などの外敵から身を守っているため??


実は、その逆で、動物達に食べてもらい、
種をより遠くに運んでもらい、繁殖するためにあのイガイガをつけているのです。


  (´・_・`)?????


よく考えてみてください。


栗がまだ未成熟で青い状態では、他の木の実と一緒で渋みが強すぎて、
動物にとっても食べられたものではありません。

動物達も、まずい木の実をわざわざ無理して食べる理由はありませんからね。


栗が熟すと、イガイガの殻が開きます。

さぁどうぞ食べて下さい。
食べてフンと一緒に種を遠くへ運んでください。

という状態になるのです。


でもあそこまでイガイガじゃなくっても・・・なんて思いますが、

実は、栗にイガイガがある理由は、動物ではなく害虫から身を守るためだと考えられています。


栗の皮を剥いて食べていると、中から虫が出てきて驚いたことはありませんか?
栗に寄生する虫は主に「クリシギゾウムシ」と呼ばれる虫なのですが、
この虫は、栗がまだ青いうちに中に卵を産み付け、栗の中で孵化して幼虫となり、
栗の養分を奪いながら成長していくのです。
もし栗にイガイガがなかったら、
この虫以外のさらに多くの害虫に狙われてしまうことになるので、イガイガをつけていたのですね。


動物に食べてもらえれば、種を遠くに運んでもらえ、そこで新たに繁殖が出来ますが、

虫に食べられてしまうと、栗にとっては何のメリットも無いですからね〜。



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