Google よし、京都に行こう!: わらべうた

2021年2月26日金曜日

わらべうた

 2月25日、今日の京都市左京区は晴れ。

夜になると急に冷え込んできました。


最近、孫が産まれてから、やたらと童謡を聴くようになりました。


iTunesで、「童謡」と検索したら出てくるので、CDも不要。すぐに聴けます。

便利な時代です。


いいですね、童謡。


言葉は美しいし、メロディも綺麗です。

歌っているお姉さんの歌声もとても澄んでいて耳に響きます。

耳に残るから、ついつい家事をしながら口ずさんでいる自分に気が付きます。


孫も、まだ産まれて数週間しか経ってないのでどう思っているかわからないけれど、

他の音楽が流れている時と比べて、楽しそうに聴いているように見えます。


子どものうたう歌は「唱歌」「童謡」「わらべうた」の3種類に分けられるのですが、

このうち唱歌と童謡は、「大人が子どものためにつくった歌」です。


「唱歌」は第二次世界大戦以前の尋常小学校にあった教科のひとつで、

明治初期に政府が、子どもの教育のためにと作らせた音楽です。

「でんでんむしむしかたつむり」や「仰げば尊し」「赤とんぼ」

「一番星見つけた」「はとぽっぽ」「桃太郎」などがそうです。


「童謡」は、詩人・作曲家である音楽家が独自に子どものために作った歌です。

大正時代に、国家の唱歌教育への批判と対抗として、児童文学・童謡の普及運動が活発化し、

たくさんの童謡が生まれました。

「あめふり(あめあめふれふれ)」「ゆりかごのうた」「七つの子」「しゃぼん玉」などがそうです。


「わらべうた」には次の2点の特徴があるそうです。


1.子ども同士の集団生活から自然発生的に生まれた唄で、

それが長い年月の間に洗練され、淘汰され、今日まで伝承されて来たもの。

2.発生の時代も、作詞・作曲者も明らかでないが、

すべて美しい曲節を遺存し、現在、わらべうたとして比較的分布圏の広いもの。

(引用:町田嘉章、浅野建二・編「わらべうた―日本の伝承童謡」岩波文庫 1984年)


わらべうたは、大人から子どもへ、子どもから子どもへと口づたいに歌い継がれてきた歌で、

いつ誰がつくったものなのか分からない、作者不明・成立時期不明とされる歌です。

「はないちもんめ」や「かごめかごめ」「なべなべそこぬけ」がそうです。


「わらべうた」は、その地域に根付くその土地ならではの歌が多く、

京都の通り名の唄「まる たけ えびす に おし おいけ」も「わらべうた」です。


現代も歌い継がれる「わらべうた」には、

生活様式や価値観、生き物や自然との接し方など、

その時代背景などが歌詞に盛り込まれているので、


民俗学の世界では、「わらべうた」が当時の世界観を知るための重要な資料となるそうですよ。


いいですね!わらべうたや童謡♪


今聴いている音楽に少し飽きた時、気分転換に聴いてみませんか??




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